今回のテーマは、
ホテル御三家にまつわるものです。
ホテル御三家とは、
帝国ホテル(1887年12月1日創業)
ホテルオークラ東京(1958年12月11日創業)
ホテルニューオータニ(1964年東京オリンピックの開催に向けて創業)
のことで、どこも負けず劣らず日本の超一流ホテルとなります。
開業年度は記載したとおりですが、オークラが改装されたのは、まだフレッシュなニュースですよね!
でも驚いたのは、古き良きオークラらしさを残したリニューアルで、訪れた人にどこか懐かしさを感じさせる館内を忠実に再現し、伝統に触れる温かみは健在なんです。
改装後に訪れたエピソードも、需要があれば語りたいなぁと思います♪
さっそくですが、
ズバリ、どっちが格上?の答えは、
個人の趣向です。訪れればどこが好きかなんて本能的に決まるものです。
ホテルの格を決めるのは、星の数でしょうか?一般的には、それが目安となるのでしょうね。
しかし設定する基準は用途次第であり、そのホテルの良さは利用目的に左右されるのです。私はそう思います。
ここでは、以下4つの視点から比較していきます。
1つ目は、花
前回の記事でご紹介したとおり、ホテルニューオータニは、つねに本館ザメイン正面玄関にて草月流の作品を鑑賞することができます。
ー草月流とは? 生花の流派。自由形にいけ手の想いを込めて。草花だけでなく、ここにあるすべてのものを創造の糧にして、のびのびと空間の美を愉しんで生けます。
自由奔放に草花がありのままに作り出す生命力と、その色彩とデザインが織りなす躍動感が、たまらなく私は好きです。
色々な解釈を加えられ、作品に込められた想いに胸を馳せます。
日本庭園が広がるラウンジでのティータイム、実際に庭園を歩いたり、四季折々の花たちと戯れることができるのは、ニューオータニならでは、ですね。そして、創業当時は日本初の高層ホテルで、オリンピック開催で海外からのお客様も多かったとか。その国際的風潮は現在も続いているように思います。
一方、ホテルオークラ全館に展示されているのは、石草流の華道作品になります。
ー石草流とは?立花、立華。基本型、最も古い様式になると思います。剣山にさす盛り花に関しては、一見、前述の草月流と似た作品感に感じるかもしれません。みんなちがってみんないい、をぜひ実際に体感してください(笑)
オークラ創業当時から、館内全ての華道作品は石草流となっています。
2019年9月にリューアルオープンした「The Okura Tokyo」は、
オークラヘリテージウイング
オークラプレステージタワー
の2棟で構成されています。
実はここ本館7階には、宿泊客など知る人ぞ知る枯山水があるんです。水ではないものたちが描く水の様子は、どこか寂しさもありながら石と砂の造形に心を奪われ、いつまでも見ていたくなる光景です。静かな時の流れを演出してくれるオークラで、あのコンソメスープと共に、伝統に触れるのもよいですね♪(笑)
そして、帝国ホテル
その立地は東京駅、丸の内、日比谷。目下に日比谷公園の緑が眩しく、くつろぐ人々の笑顔が無数に溢れています。ビジネス、観光、多目的に人が訪れる賑やかで便利な立地です。ここもまた、正面玄関から館内のささやかなスペースに枯山水があります。
帝国ホテルは、色々な場所へのアクセスがよく、そういう意味では最も〝花〟のある賑やかなホテルでしょうか。
最近の話題だと、ブルーに染まったインペリアルホテルが印象的でした。
2022年5月29日に行われたブルーインパルスの飛行にちなんで、医療従事者への感謝を込めて
期間限定でメインロビィのブルーライトアップが行われました。本館日比谷通り沿いのホテル外壁も照らされており、幻想的な雰囲気でした。日本を代表するラグジュアリーホテルならではのアイデアが成せる技で、今後もさまざまなイベントを期待してしまいますね。
さて、帝国ホテルはラウンジも有名ですね。
お料理に関しては、次の項目で述べたいと思います。
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